子どもの教育費や家族旅行で重ねた借金を個人再生で解決

Tさん 北海道札幌市 30代男性

会社員のTさんは数年前にマイホームを建て、住宅ローンを返済中です。また、最近子どもが受験を考えるようになり、進学塾などに通わせる教育費がかかるようになったほか、家族旅行などでお金が出ていくようになり、カード会社から借金をするようになったといいます。

カード会社からの借金は利息が高く、返済を繰り返しても一向に残高が減らないため、 T さんは徐々に不安を感じるようになったそうです。そこで、インターネットで借金の解決方法について調べたところ債務整理のことを知り、個人再生ならマイホームを残して借金を減らせるということが分かったため、当事務所の無料相談にお越しになりました。

個人再生をすると住民票や戸籍に記録されるのか？

無料相談時、 T さんの現在の借金や収入の状況についてお尋ねしたところ、カード会社の借金を減額すれば十分返済できると考えられたため、当事務所でも T さんに「個人再生」をおすすめしました。

「個人再生では、住宅ローン特則を利用すれば住宅を手元に残して借金の負担を小さくできます。ただし住宅ローンは減額対象にならず、これまで通り支払っていくことになりますよ。」とお伝えすると、 T さんは「カード会社からの借金が少なくなるだけでだいぶ返済が楽になるので、助かります。」とご安心されていました。

T さんは個人再生による生活上の影響について気にしておられ、「たとえば住民票や戸籍に個人再生をしたことの記録が載ってしまうようなことはありませんか？」と質問されました。

そこで、当事務所では「個人再生を始めとする債務整理が住民票や戸籍に記録されることはありません。そのため生活への影響もほとんどないと言ってよいでしょう。」とお答えしたところ、ご納得され、個人再生の手続きを行うことになりました。

個人再生により420万円の元本が100万円へ減額

• プロミス(89万円・月々の返済額は3万1,953円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ21万3,600円へ減額  　 →　月々の返済額は5,934円×36回払いへ変更
• アコム(82万円・月々の返済額は2万9,440円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ19万6,800円へ減額  　 →　月々の返済額は5,467円×36回払いへ変更
• イオンクレジット(76万円・月々の返済額は2万7,286円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ18万2,400円へ減額  　 →　月々の返済額は4,589円×36回払いへ変更
• セディナ(70万円・月々の返済額は2万5,131円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ16万8,000円へ減額  　 →　月々の返済額は5,067円×36回払いへ変更
• 楽天カード(63万円・月々の返済額は2万2,618円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ15万1,200円へ減額  　 →　月々の返済額は4,200円×36回払いへ変更
• エポス(40万円・月々の返済額は1万4,361円)  　 →　個人再生によって利息が免除され、元本はおよそ9万6,000円へ減額  　 →　月々の返済額は2,667円×36回払いへ変更

生活に余裕が生まれた

個人再生後 T さんは、「個人再生によってカード会社への支払いが大きく減額し、住宅ローンを支払っても生活に余裕が生まれるようなりました。」と話していました。

また、今後は身の丈にあった生活を心がけるほか、子どもの教育費を捻出するために奥様も仕事をするようになったそうです。

個人再生をはじめとする債務整理をしても、その記録が住民票や戸籍に残ることはありません。「選挙権を奪われるのでは？」と心配する人もいますが、そのようなこともありません。

そのような点で生活に影響が及ぶことはありませんが、5〜10年ほど ブラックリスト入り する可能性があるため、クレジットカードの使用・作成ができない、ローンの新規契約ができないなどの制約が生じますので、この点に注意しましょう。

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