FXなどの投資で抱えた借金を任意整理で解決

Eさん 北海道・札幌市 40代 男性

K 会社員のEさんは仕事で得る収入とは別に副収入を得ようと思い、FXを始めたそうです。はじめは、自分の貯金を切り崩してスタートさせ、順調に利益を出していたそうですが、そのうちかける金額を増やすようになり、失敗して借金をするようになっていったといいます。

「またいつかプラスになる」と信じて借金をしながらFXをし続けていたEさんでしたが、徐々に返済が困難になり、「このままでは完済できなくなる」と感じたそうです。

そこで借金の解決方法についてインターネットで検索したところ、 債務整理のことを知り、当事務所の無料相談にお越しになりました。

任意整理に上限額はある？

無料相談時、Eさんに現在の収入や借金の状態についてお伺いしたところ、借金の利息を免除すれば完済できると考えられたため、当事務所ではEさんに「任意整理」をおすすめしました。

Eさんは借金総額が大きかったため、「任意整理には上限金額はないんですか？」と心配そうなご様子でした。そこで当事務所からは「任意整理には特別借金の上限金額はありません。そのため、借金の残高が多い場合でも行える手続きですよ。」とお伝えしたところ、ご納得され、任意整理の手続きを行うことになりました。

任意整理によって月々の返済額が半額以下に

Eさんはカード会社12社から総額760万円の借金をしており、月々の返済額は27万8,656円でした。その内訳と、任意整理の支払額は以下のとおりです。

• ポケットカード(約96万円・月々の返済額はおよそ3万4,466円) 　 →　任意整理によって、1万2,000円×80回払いに変更
• エポス(約91万円・月々の返済額はおよそ3万2,671円) 　 →　任意整理によって、1万3,000円×70回払いに変更
• アイフル(約85万円・月々の返済額はおよそ3万517円) 　 →　任意整理によって、1万4,167円×60回払いに変更
• オリコ(約80万円・月々の返済額はおよそ2万8,722円) 　 →　任意整理によって、1万円×80回払いに変更
• 三井住友カード(約76万円・月々の返済額はおよそ2万7,286円) 　 →　任意整理によって、1万857円×70回払いに変更
• プロミス(約69万円・月々の返済額はおよそ2万4,772円) 　 →　任意整理によって、1万1,500円×60回払いに変更
• レイク(約63万円・月々の返済額はおよそ2万2,618円) 　 →　任意整理によって、7,875円×80回払いに変更
• JCBカード(約58万円・月々の返済額はおよそ2万823円) 　 →　任意整理によって、9,667円×60回払いに変更
• 楽天カード(約50万円・月々の返済額はおよそ1万7,951円) 　 →　任意整理によって、8,333円×60回払いに変更
• クレディセゾン(約42万円・月々の返済額はおよそ1万5,079円) 　 →　任意整理によって、5,250円×80回払いに変更
• ビューカード(約38万円・月々の返済額はおよそ1万3,643円) 　 →　任意整理によって、6,334円×60回払いに変更
• ゴールドポイントカード(約12万円・月々の返済額はおよそ4,308円) 　 →　任意整理によって、2,000円×60回払いに変更

返済額が減って気持ちも楽になった

任意整理後、Eさんは「一時はどうなることかと思いましたが、任意整理のおかげで借金の返済が楽になりホッとしました。」と話していました。また、「FXはリスクが高く、恐ろしいと感じたため、もうやめてしまいました。しばらくは会社の仕事を頑張って、借金を返済していきたいと思います」とも話していました。

任意整理には借金の上限金利はありません。借金の利息は借金総額が高ければ高いほど高額になりやすいため、借金総額が高い人が任意整理をするとより免除される利息が大きくなります。しかし、任意整理では元本が少なくなることはありませんので、「元本を完済することさえ難しい」という場合には別の債務整理を検討することになるでしょう。

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