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札幌債務整理相談室HOME > 債務整理とは > 楽天カードの債務整理について
更新日:2025/07/09
こんな悩みにお答えします。
クレジットカードは使用すると利息がかかり、その利息を含めた料金を支払いする必要があります。その金額が膨らめば膨らむほど、支払いはどんどんと苦しいものとなっていきます。
最終的に支払いができなければ滞納、解約、そして訴訟ということにも繋がりかねません。
それは楽天カードも同じです。
では、楽天カードを滞納したり、支払い期限などに間に合わなかったら一体どうなるのでしょうか。
また、どうしても支払いできないという時は債務整理せざる得なくなりますが、債務整理は楽天カードでもできるのでしょうか?
今回は、楽天カードの滞納や楽天カードの債務整理について網羅的に解説していきます。
楽天カードで作った借金でお悩みの方は、ぜひ最後までチェックしてみましょう!
目次
あおぞら銀行とオリックスグループが共同で設立した株式会社あおぞらカードは、当初はローンカード事業「マイワン」を展開していました。
その株式会社あおぞらカードを、2004年に楽天が株式取得のうえ子会社化し、楽天クレジット株式会社へ社名変更しました。
その後、2009年にはローン事業をイーバンク銀行(現在の楽天銀行)へ譲渡し、楽天銀行スーパーローンとして名称を変更。
2011年には国内信販の事業をJトラストへ売却し、楽天KC株式会社から現在の楽天カード株式会社へ変更しました。
このように、楽天カードは設立以降、会社の組織や事業内容の変更を経て、現在のクレジットカード会社となりました。
楽天カード株式会社が発行する楽天カードは、利用者数が非常に多い人気のクレジットカードです。
2023年12月にはカード発行枚数が3,000万枚を突破しました。これは国内のクレジットカードの中でも高い発行枚数です。
楽天カードは、他のクレジット会社と比較して審査が通りやすい傾向があると言われており、学生や主婦でも審査に通過した事例が見られます。
一般的なクレジットカードの審査では、勤務先や年収、他社からの借入情報などが重要視されます。
なぜなら、申込者の返済能力を判断するためです。
しかし、楽天カードの審査は、他の金融機関と比較してこれらの情報をあまり重要視しないケースがあると言われています。これが、楽天カードが「作りやすい」と言われる理由の一つです。
ただし、収入が全くない場合や、他社からの借入が極端に多い場合は、審査に影響が出る可能性があります。
では、楽天カードでもし滞納してしまった場合どうなるのでしょうか。
楽天カードを滞納してしまった場合やどうしても期限に間に合わない場合について紹介していきます。
楽天カードを滞納した場合のリスクを、滞納期間別に見ていきましょう。
滞納期間 | 流れとリスク |
---|---|
翌日 | 毎月27日の引き落としに間に合わなかった場合、翌日からカードに利用制限がかかる(カードが利用停止になる) |
翌日~5日 | 28日から4営業日連続で自動的に指定口座から再引き落としになる |
1週間~ | 引き落としが確認できなければ電話または書面にて督促がされる |
1か月~ | クレジットカードの契約が強制的に解約になる(ブラックリストに掲載される) |
2~3ヶ月 | 滞納している利用額とその日までかかっている利息を一括で請求される |
3ヶ月~ | 裁判所から督促状が届く(訴訟を起こされ強制執行されることもある) |
といった流れになります。
上記のように27日の支払い期限に間に合わなかった場合、翌日からカードが停止になります。
さらに次の日から4営業日は再引き落としが行われます。
もちろん、少し口座の残高が足りなかったなぁという場合や支払いを忘れていたなぁという時は指定の口座に支払いしたり、口座の中にお金を入れておけば特に問題はありません。
もちろん再引き落としにならない金融機関もあります。
下記は再引き落としの対象の金融機関です。
楽天銀行/みずほ銀行/三井住友銀行/三菱UFJ銀行/りそな銀行/埼玉りそな銀行/北海道銀行/北陸銀行/横浜銀行/千葉銀行/広島銀行/福岡銀行/熊本銀行/親和銀行/常陽銀行・肥後銀行/八十二銀行/ゆうちょ銀行
※ゆうちょ銀行の場合、再振替がおこなわれるのは1~2回のみ(月によって変動) |
もちろん支払いが遅れてしまうと遅延損害金が発生してしまうので、元々の支払いするお金に遅延損害金がプラスになるので注意しましょう。
支払いができれば楽天側でその支払いの確認を取り次第、すぐに利用再開になります。
もちろん今まで貯めていたポイントに影響はでることはありませんので安心してください。
上記の支払い期限に間に合わなかった場合でさらにその後も支払いしなかった場合は、カード会社から電話や督促状が送られてきて、支払いの催促が始まります。
その時点で支払いが難しいという場合は誠実に電話に応じて、「○○日までには支払いできるのでお待ちいただけますか?」と伝えましょう。
こちらの状況を話することでカード会社も鬼ではありませんので、真摯になり相談に乗ってくれます。
一番だめなのが催促の電話を無視することです。
悪質な対応と見られて状況がどんどんと悪化していくので注意しましょう。
では、さらに悪化するとどうなるのかについて解説します。
再振込期限も過ぎてしまった、電話にも出なかったなんてことになれば強制解約になってしまうため注意しましょう。
日数でいえば楽天カードを滞納してから約2か月経過してしまうと強制解約になってしまうのです。もちろん、貯めていたポイントも失効になるので注意しましょう。
強制解約となってしまうと、ブラックリストに名前が載ってしまいまい、訴訟へと発展してしまいます。
ブラックリストに掲載されてしまうと5年は新しいカードを発行することができなくなってしまうだけでなく、車や家などを購入する場合のローンの審査も難しくなります。
「返済がどうしても無理だ!」「もう滞納になってしまう…」というときは、リボ払いに変更するといいでしょう。
しかし、リボ払いに変更するのは支払い期日の前です。
もし支払い期限の前にリボに変更できなかった場合は一括支払いになってしまいます。
また、その一括支払いの請求がきたときに支払いができないとなれば待ってもらうほかありません。
たとえ返済を待ってもらっていたとしても、支払いできなければ強制解約になってしまうので支払いが確実にできる期限を伝えましょう。
それでも支払いできないというときは債務整理を検討しましょう。
債務整理とは、支払いしなければならないクレジットカードやローンなどの借金を整理することです。
楽天カードでいえばクレジットカードのキャッシングやショッピングローン、リボ払いなどの借金を整理(支払いやすく調整したり減額したり全てをゼロに)できるのです。
一般的に、まずは任意整理から検討します。
任意整理とは司法書士に依頼し、楽天カードと交渉をしてもらうことで、返済しやすい内容に変更していく方法です。
裁判所を利用せずに行うことができるので、債務整理の中でも一番手軽にできる手続きです。
任意整理のメリットは、下記の通りです。
・任意整理後の利息は0
・利息の支払いがなくなるので支払い負担は軽減される
・リボ払いも対象になる
・ショッピングローンも対象になる
・裁判所を使用しないので手軽にできる
・手続きを希望しないものは任意整理の対象外にできる
まずは任意整理を検討し、それでも解決が難しい場合は個人再生や自己破産を視野に入れていきます。
とはいえ、債務整理にはデメリットがあることもお忘れなく。
債務整理をしてしまうとクレジットカードの作成やローンなどは5年~7年できません。また、保証人になることもできませんし、賃貸物件の保証会社の審査も通りにくくなります。携帯本体の分割払いは5年~7年できなくなります。
5年~7年我慢すればいいことではありますが、しっかりとデメリットも踏まえた上で任意整理を依頼しましょう。
楽天カードでの債務整理(任意整理)の流れは、以下のように簡単です。
・専門家に相談する
・専門家に依頼する
・受任通知が楽天カード株式会社に送付される
・交渉や和解がスタートする
・支払いの再開
受任通知が楽天カード株式会社に届くと、その時点で督促がストップし、返済も一時的にストップます。
交渉がはじまれば将来支払いする利息や分割回数などが決まっていき、和解を目指していきます。
楽天カードでの和解の内容は、下記の通りとなります。
・60回(5年)払いが原則
・利息のカットも対応してもらえる
※利用年数の影響はさほどありません。
自分の借金金額÷60にしたものが1回の支払い金額となります。ですので、例えば180万円の借金がある場合は180万円÷60回=月額3万円の支払いとなります。
和解を行なったケースとしては利息がカットされなかったということはあまりなく、基本的に利息はカットされると思っておいてください。
利用年数が短すぎる場合においては、返済を早く開始することを進められますが、条件においてはあまり関係がありません。
心配しなくても大丈夫でしょう。
任意整理では、楽天カードは比較的柔軟な対応をしてくれる傾向にありますが、交渉期間が長引くと裁判になる可能性が高まるため注意しましょう。
具体的には、受任通知を送ってから3ヶ月以内での和解が理想的です。
半年以上交渉が続くと、裁判に移行するリスクが高まる可能性があるからです。
もし裁判になった場合でも、弁護士や司法書士などの専門家に手続きを依頼していれば、期間が延長されることもあります。
では実際に債務整理に踏み切る前に、楽天カードの特徴について押さえておきましょう。
具体的には、以下の3つです。
・①楽天カードは任意整理に協力してくれやすい
・②楽天カードは楽天銀行の保証会社
・③過払い金は発生しない
これらは債務整理する際の参考になりますので、全てチェックしておきましょう。
先述したように、任意整理とは弁護士に依頼してカード会社と和解交渉を行い、将来利息のカットや返済期間の見直しによって月々の支払いを楽にする手続きです。
楽天カードは任意整理に協力的な会社として知られており、一般的なカード会社と比較しても柔軟な対応をしてくれる傾向があります。
具体的には、以下のとおりです。
・経過利息や将来利息、遅延損害金などの利息を減額または免除してもらえる可能性が高い
・分割払いの回数は最長60回まで延長されやすい
・和解成立後も、希望すれば3ヶ月程度返済開始を待ってもらえる場合もある
このように、楽天カードは任意整理において債務者の状況に配慮した対応をしてくれることが一般的です。
楽天カードの任意整理では、弁護士などの専門家が受任通知を送付してから3カ月以内に和解が成立した場合、遅延損害金や将来利息が免除される傾向にあります。
他のカード会社では取引期間が短いケースなどで将来利息の一部を求められたり、遅延損害金や経過利息の減額に応じなかったりする事例も見られます。
しかし、楽天カードでは多くのケースでこれらがカットされるため、任意整理を検討している方にとって有利な条件と言えるでしょう。
和解成立後も、返済再開まで3カ月の猶予があるのも特徴です。
楽天カードの任意整理では、原則として残った元金の分割回数は最長5年(60回)まで延長されやすい傾向にあります。
これは一般的に、任意整理における和解の期間が3年~5年であることと比較しても、長期での支払いが可能と言えます。
ただし、利用期間が短いケースや、借入金額が少ない場合は、必ずしも最長の期間になるとは限りません。
裁判上で和解した場合は、さらに長期の分割支払いになるケースも見られます。
楽天カードを任意整理する際、和解成立後3カ月まで返済再開を待ってもらえるという特徴があります。
多くの場合、他のカード会社の任意整理では、和解合意の翌月から返済が始まります。和解案で具体的な返済期日が決められるため、後倒しは原則として難しい傾向にあるのです。
しかし、楽天カードの場合は和解成立から3カ月後まで支払いの再開を待ってもらえるため、その間に返済に向けた準備を進めることができます。
これは金銭的な面だけでなく、心理的な余裕も生まれるメリットと言えるでしょう。
楽天カードは、同じ楽天グループである楽天銀行の保証会社の役割も担っています。
そのため、楽天銀行のローンや金融商品の返済が滞り、債務が未払いとなった場合、保証会社である楽天カードが一時的に銀行へ立て替え払いを行います。
その後、楽天カードから借り入れした方へ、立て替えた分の請求がされる仕組みです。
このように消費者金融が銀行の保証会社となるケースは他にも見られます。例えば、三菱UFJ銀行の保証会社として消費者金融のアコムがついているのも同じパターンです。
このような楽天銀行との関係性についても念頭に置いておきましょう。
現在の楽天カードのキャッシングやショッピングリボ払い等では、過払い金は基本的に発生しません。
これは、会社が設立された2011年以降、利息制限法に基づいた適正な金利で融資を行っているためです。
したがって、楽天カードの借金に対して過払い金を請求できる可能性は低いことを覚えておきましょう。
一方で、過去に存在した旧楽天KCカード等、2007年頃まで利息制限法の上限を超える高い利息で貸付を行っていた会社もあり、これらの会社からの借入には過払い金が発生している可能性があります。
ただし、過払い金には時効があるため注意が必要です。 過払い金の仕組みや請求方法については、司法書士などの専門家への相談をおすすめします。
楽天カードに任意整理にて債務整理を行なった事例を少し紹介していきます。
楽天でネットショッピングするとポイントがたくさんたまるという理由で楽天カードを作りました。
平成19年のことです。
買い物だけの利用がキャッシングの利用もするようになり、どんどんと支払いが溜まっていきます。
支払いが難しくなったご依頼者様は債務整理を行うことに。
任意整理前の残金→106万912円(キャッシング26万9081円・ショッピング79万1831円)
任意整理後は、支払い可能な金額を吟味しながら交渉したことで、毎月12000円の支払いとなり、さらには90回という長期分割してもらえることにもなりました。
もちろん利息はカットできました。
離婚後シングルマザーとなって、楽天カードを利用本格的に利用し始めます。
仕事が落ち着くまでと思い、楽天カードを使って生活費を補っていましたが、支払いしても支払いしても元金が減らなくて、早めに返済を終わらせたいと任意整理することに。
任意整理前の残金→42万90円(キャッシング15万741円 ショッピング26万9349円)
楽天カード以外にも3社の任意整理を行い、毎月2万円くらいの返済を行なっていきたいという希望を叶えるために5年をベースとし各社7000円ずつで合計毎月21000円の支払いをするという具合になりました。
楽天カードで債務整理後にカードを作る場合、ブラックリスト入りするので5年~7年は作ることはできません。
その期間を過ぎると審査は通りやすくなります。
確実に審査を通過させるためにも安定した収入の生活を確立したりしておき、信用性をアップさせておきましょう。また、クレジットカードを作ったあともキャッシングを利用してしまうと返済地獄になってしまうので注意しましょう。
ここでは、楽天カードを債務整理した後にクレジットカードを作るときの5つのコツをご紹介します。
①クレジットヒストリーを積んでおく
②キャッシング枠を0円に設定する
③リボ払いに設定する
④複数社に申し込まない
⑤キャンペーン期間中に申し込む
債務整理を行うと、事故情報が消えるとともにクレジットヒストリー(クレヒス)も削除され、信用情報がまっさらな状態になります。
ある程度の年齢の方がこの状態であると、カード会社や金融機関の審査で債務整理を疑われる可能性があります。
そのため、事前にクレヒスを積んでおくことが重要です。
まずは比較的審査に通りやすいカードを利用し、公共料金や携帯電話料金の支払いをカード払いにして、遅延なく支払いを続けることで良好なクレヒスを構築できます。
楽天カードの審査を通りやすくするために、キャッシング枠を0円に設定しましょう。
クレジットカードの申し込み手続きの際に、キャッシング枠の設定希望を聞かれますが、ここで0円を選択することで、審査のハードルを下げることが期待できるからです。
キャッシング機能は現金の借入れであるため、より慎重な審査が行われる傾向にあります。したがって、キャッシング枠を設けないことで、審査に通りやすくなる場合があるのです。
もしキャッシング機能が必要になった場合は、カード発行後に改めて手続きを行うことも可能です。
カード審査の際にリボ払いに設定することで、カード会社にとっては高い手数料が得られるため、審査に通りやすくなる場合があります。
なぜなら、リボ払いが利用金額にかかわらず毎月の支払いを一定にする仕組みで、利用者にとっては支払いの負担を抑えられる反面、手数料負担が大きくなりやすく、債権者にとってメリットがあるからです。
この方法を選択し、審査通過後に自動リボ払いを解除するというテクニックです。
ただし、リボ払いは高い手数料がかかり、借金が減りにくい支払い方法であることは理解しておく必要があります。
もしもそのまま利用する際は、計画的な利用を心がけ、支払いが厳しくなった場合は専門家への相談も検討しましょう。
債務整理後にクレジットカードを申し込む際は、複数の会社に一度に申し込まないことが重要です。
短期間に複数のカードに申し込むと、カード会社がお金に困っていると判断し、審査に通りにくくなる可能性があります。
これを「申し込みブラック」と呼び、審査に落ちた情報が信用情報機関に約半年間登録されます。
特に楽天カードを希望する場合、まずは楽天カードのみに申し込みましょう。
もし審査に落ちた場合は、その情報が消えるまでの期間、他のカードへの申し込みは控えるのが賢明です。
楽天カードの審査は、他のカード会社と比較すると通りやすい傾向があると言われています。
新規でカード会員を獲得するために、楽天カードでは定期的にポイントアップキャンペーンなどを実施しています。キャンペーン期間中は申込者が増加するため、カード会社では手続きに追われることになります。
審査が適当になるわけではありませんが、普段であれば時間がかかるようなケースでも、迅速に審査が進む可能性があると言われています。
このように、キャンペーン期間中に申し込むことも、審査に通りやすくする方法の一つと言えるでしょう。
任意整理等で債務整理をした経験があり、信用情報機関に金融事故情報が登録されている、いわゆるブラックリストの状態では、新たにクレジットカードの審査に通ることは難しいでしょう。
しかし、社会生活を送る上でカード決済ができないと不便な場面も多くあります。
楽天カードを始めとするクレジットカードが作れない場合の対策として、次の3つの方法で対処しましょう。
①デビットカードの活用
②家族カードの活用
③プリペイドカードの活用
これらは信用情報に影響されずに利用できるため、ブラックリスト期間中でも活用できます。
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
デビットカードは、カード決済と同時に登録した預金口座から利用金額が引き落とされる仕組みです。
これはクレジットカードとは異なり、口座残高の範囲内でしか利用できないため、使い過ぎを防ぐことができます。
携帯電話料金などの支払いにも利用できる場合が多く、債務整理後でも発行しやすいカードとして、カード決済の利便性を享受したい方におすすめです。
多くの会社から発行されており、自身の口座に対応したカードを選べます。
任意整理をしたことにより、債務者本人の信用情報に事故情報が登録されてしまう(ブラックリストに載る)と、原則として本人の名義で新たなクレジットカードを発行したり、カードを利用したりすることはできなくなります。
しかし、家族カードは、任意整理をした本人ではなく、生計を共にする家族名義のクレジットカードに付帯して発行されるカードです。
そのため、任意整理をしても、任意整理を行った本人以外の家族の信用情報に影響はありません。
家族が発行したカードであれば、家族カードを利用できる場合があります。
債務整理後、クレジットカードをすぐに利用できないときは、プリペイドカードの活用も検討しましょう。
プリペイドカードとは、事前に入金した残高の範囲内で支払いができるカードで、チャージ式の楽天Edyなど様々な種類があります。
クレジットカードのように分割払いや公共料金の支払いには使えませんが、計画的な利用を心がければ、支払いを管理しやすくなるメリットがあります。
楽天カードだけを任意整理する場合、楽天銀行の口座をそのまま利用できる可能性が高いです。
楽天カード株式会社と楽天銀行株式会社は、同じ楽天グループですが、それぞれ別の法人として運営されているからです。
しかし、例外的に楽天銀行の口座が使えなくなるケースも存在します。
どのような場合に楽天銀行の口座が利用できなくなる可能性があるのか、詳しく見ていきましょう。
楽天銀行が使えなくなるケースとして、楽天銀行カードローンを任意整理の対象にした場合が挙げられます。
この場合、原則として楽天銀行の口座は一時的に凍結されます。
口座が凍結されると、預金が借金と相殺されたり、入出金や振り込みができなくなったりします。
もし楽天カードと楽天銀行カードローンの両方を利用していて、楽天銀行の口座を引き続き利用したい場合は、任意整理を行う際に楽天銀行カードローンを対象から外す必要があります。
ただし、その場合、楽天銀行カードローンは任意整理をしないため、利息を含めた返済を続ける必要があります。
楽天銀行を任意整理した場合でも、それ以外の銀行口座は基本的にそのまま利用できます。
任意整理はあくまで楽天銀行に対する手続きであり、他の銀行の預金口座やカードローンなどに直接的な影響を与えるものではないからです。
ただし、ブラックリストに載る影響で新たな銀行カードローンを利用することは難しくなる点にご留意ください。
最後に、楽天カードの債務整理にまつわるよくある質問にお答えします。
順に回答していきます。
債務整理を行った場合、楽天カードは解約となり利用できなくなります。
しかし、楽天市場での買い物自体に影響はありません。
楽天会員の退会をしない限り、保有しているポイントはそのまま利用できます。
楽天カードでの支払いにしていた場合は、カード解約後は支払いができなくなるため、代金引換や家族名義のカード、その他の支払い方法への変更が必要です。
なお、自己破産をした場合でも楽天市場での買い物は可能です。
楽天カードを任意整理した場合、楽天モバイルの携帯電話サービス自体は基本的に続けて利用できます。
ただし、楽天カードで楽天モバイルの基本料金や携帯本体の分割払い料金を支払っている場合、任意整理によって楽天カードの利用が停止されると、料金が滞納となり携帯電話の利用が停止されたり、最悪の場合解約になる可能性があります。
債務整理後も楽天モバイルを使い続けたい場合は、料金の支払方法を変更したり、任意整理の対象から外すといった対応が必要になります。
債務整理を行った後、楽天カードを再び作ることは難しいと考えられます。
これは、信用情報機関に事故情報が登録される「ブラックリスト」状態が一定期間続くことに加えて、楽天カード会社が独自に債務整理の情報を保有する「社内ブラック」が存在するためです。
信用情報機関のブラックリスト情報は、完済から約5年〜7年で抹消されるとされていますが、社内ブラック情報は半永久的に残る可能性があります。
そのため、楽天カードでの債務整理の経験がある場合、たとえ信用情報機関から情報が消えたとしても、楽天カードの審査には通りにくい状況と言えるでしょう。
債務整理後にクレジットカードが必要になった場合は、債務整理の対象とした会社やそのグループ会社ではない、別のカード会社を検討しましょう。
今回は、楽天カードの滞納や債務整理について解説してきました。
最も重要なのは滞納を避けること。
もし支払いが難しくなった場合は、まずは楽天カードに連絡し、誠実に状況を説明することが大切です。それでも返済が困難な状況であれば、強制解約となる前に債務整理を検討しましょう。
債務整理には主に3つの方法があります。最も手続きが手軽で、利息のカットや返済期間の見直しを目指せるのが任意整理です。
楽天カードは任意整理に比較的協力的であると言われており、将来利息の免除や最長60回までの分割払いに応じてもらえる可能性が高いです。
まずは任意整理から検討し、それでも解決が難しい場合は、借金を大幅に減額できる個人再生や、借金が全て免除される自己破産を視野に入れることになります。
どの手続きが最適かは、借金の金額や収入、所有している財産などによって異なります。
そのため、判断に迷う場合や手続きに不安がある場合は、専門家である弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。無料相談を受け付けている事務所も多いので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。
専門家があなたの状況に合わせて最適な解決策を提案してくれます。
監修者:みどり法務事務所 札幌駅前事務所
代表司法書士鈴木 健太
札幌司法書士会所属
会員番号 第823号|認定番号 第843020号
借金のお悩みはなかなか一人では解決できるものではありません。そのために私たちがいます。皆様のお話をお伺いし、できる限りのお手伝いをいたします。
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