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札幌債務整理相談室HOME > 債務整理とは > 医療ローンの債務整理について
更新日:2024/06/20
自費診療になる美容整形などの医療は費用が高額であるため、医療ローンを組んだ方がいらっしゃるのではないでしょうか。
治療を目的とした医療ローンは医療機関で利用することから、催促や取り立てはこないという考えは大きな間違いです。
もし医療ローンの支払いができなくなってしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか?
今回は、医療ローンによる借金返済が困難になった場合に債務整理できるのかについてご紹介します。
目次
一般に、医療を受ける際、健康保険が適用される場合は健康保険や年齢に応じて1~3割の窓口負担で済みますが、健康保険適用外の先進医療などを受けるときは高額な費用がかかります。
その費用を分割して支払うために利用されるのが医療ローンです。
医療ローンは、医療機関がローン会社と提携し、医療ローンを組みたい患者がいる場合にローン会社を提供するしくみになっています。
ローン会社は患者とローン契約を結ぶことで、医療費がローン会社から支払われるのです。
その後は、患者がローン会社に借りた医療費を返済していく必要があります。
医療ローンを提供している金融機関は、都市銀行、地方銀行のほか、オリコ、ジャックス、アプラスなどの信販会社でも取扱いがあります。
利用できるローン会社は患者が自由に選べるものではなく、病院が提携しているローン会社を利用するのが基本です。
治療を受ける前に、病院に治療や手術にかかる費用を算出してもらい、その金額をローン会社に審査してもらいます。
審査が通れば治療や手術にかかる費用を借りることができますが、審査に通らなければ治療・手術を受けることはできません。
ローンを申し込む際は、運転免許証、保険証、パスポートといった本人確認書類と、通帳、キャッシュカード、実印などの提出が求められます。
審査の際は、勤務先や実家などに連絡が入る可能性があることを知っておきましょう。
ではどのようなケースで医療ローンが利用されているのかみていきましょう。
美容整形は、最近の医療の進歩により整形したことが分かりにくくなっているほか、以前のように整形に対して偏った見方をする方が増えているため、利用する人が増加しています。
美容整形は自由診療であるため、病院によって診察代金や手術代金が異なりますが、共通していえることは料金がかなり高額になるということです。
一括で支払える金額ではないことが多いため、医療ローンを利用する人がいます。
最近では、仕事や余暇などでスマホなどのタブレットや、またはパソコン画面をみる機会が多くなり、視力が低下している人が増えています。
レーシックは視力を矯正するための手術で、手術を受けることで視力が回復した方が多くいるのです。
レーシックの手術費用は、数十万から数百万円かかりますので、医療ローンを利用して医療費を支払う人が多くなります。
芸能人やモデルの中には、インプラントを利用して歯並びを綺麗にしたり、真っ白な歯を実現したりする方が増えています。
インプラントは、歯の矯正治療などで利用されており、最近ではインプラントしたいという方が増えているのです。
治療料金はインプラント本数によって異なりますが、1本あたり40~50万円が相場であり、複数の歯をインプラントするとなると高額な出費になりますので、医療ローンを組む方がいらっしゃいます。
医療ローンを組むことで高額な医療を受けることができます。
前述のように、医療ローンを組んだことで得られたお金は、医療機関が出しているのではなく、ローン会社が患者に出しているお金です。
「医療ローンのお金は医療機関が出してくれているから、滞納したところで取り立てにくることはないだろう」というのは大きな間違いとなります。
ローン会社は、顧客がどんな目的でローンを組んだとしても、滞納すれば返済を催促するのは当然のことです。
1度目の滞納であれば催促の文書だけで済みますが、それを無視したり、複数回滞納が見られるのであれば自宅や勤務先へ電話が入ることもありますし、自宅へ催促の訪問がくる可能性もあります。
最悪の場合、資産や給与を差し押さえられるなどの法的措置をとられますし、給与を差し押さえられるということは、借金問題を勤務先に知られるということになるのです。
滞納が続くようであれば債務整理を視野に入れる必要があります。
医療ローンの支払いが困難な場合は、債務整理することをおすすめします。
ローン会社から催促を受けている場合や、ローンの返済ができる見込みがない場合は、いち早く弁護士・司法書士といった専門家に債務整理の相談をするべきです。
債務整理をすることで返済の取り立てを止めることができ、債務整理手続き中は借金を返済する必要がないため、生活の立て直しを図ることができます。
個人再生や自己破産といった債務整理の場合は差し押さえを止めることもできますので、返済が困難な場合は個人再生・自己破産の債務整理を検討するといいです。
では具体的に医療ローンを減額・免除できる債務整理方法についてご紹介します。
任意整理は、裁判所を介さずにローン会社と交渉して返済条件の変更、借金の利息免除をしてもらう債務整理になります。
任意整理は、債務整理の中でも利用料金が安く、不動産や自動車などの資産を売却することなく借金返済の負担を減らせますので、今の生活に大きな影響を与えることがありません。
ローン会社との交渉を進めながら返済条件の変更を求めるものですので、交渉実績のある弁護士・司法書士といった専門家に任せなければ失敗する可能性があります。
個人再生は、任意整理よりも借金減額幅が大きく、最大で借金が10分の1まで減額することができる債務整理です。
個人再生の手続きは裁判所で行なうことになり、手続きが複雑であるため、弁護士・司法書士といった専門家に手続きを依頼することをおすすめします。
医療ローンの金額が大きい、他にもローンを抱えているときは個人再生を検討してください。
自己破産は裁判所を介して行なう手続きで、裁判所の免責が認められた場合は医療ローンを含めた借金返済の義務がなくなる債務整理です。
給与が大幅に減ったり、退職後に収入がなくなってしまって医療ローンの支払いができなくなった場合は自己破産を検討する必要があります。
自己破産手続きも個人再生と同様に、手続きが複雑になりますので弁護士・司法書士といった専門家に依頼するようにしてください。
今回は、医療ローンによる借金返済が困難になった場合に債務整理できるのかについてご紹介しました。
医療ローンを組んだ際に、返済が困難になったのであれば債務整理を行なうことは可能です。
債務整理には任意整理、個人再生、自己破産があることをお伝えしましたので、今の自分にとってどの債務整理が適切なのかを判断してみましょう。
これらの債務整理の手続きを行なう際は、交渉や手続きが複雑になりますので弁護士・司法書士といった専門家に依頼することをおすすめします。
ただ債務整理をしたときは、信用情報がブラックリストに登録されること、その後はローンの審査に通りませんのでご注意ください。
今回の記事を参考に、医療ローンの返済が困難になったときは債務整理を検討してみてはいかがでしょうか。
監修者:みどり法務事務所 札幌駅前事務所
代表司法書士鈴木 健太
札幌司法書士会所属
会員番号 第823号|認定番号 第843020号
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