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債務整理を検討すべき4つのタイミング

更新日:2024/06/20

借金の返済に苦しんでいるものの、債務整理をするべきタイミングを見極めることができず、なかなか踏み出せないという方は多いかもしれません。

確かに、債務整理をによって借金問題を解決できますが、それによって受けるデメリットがあることも事実です。

また、借金問題は『何とかなる!!』と現実から目を背けがちになる傾向があります。

決して借金自体は悪いことではないため、あなたの生活に大きな負担になっていないのであれば問題ありません。

しかし、

  • 毎月の生活がカツカツ
  • もう何年も返済が続いている

といった状態ならば債務整理を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事では、具体的にどのような状態であれば債務整理に踏み切るタイミングとして適切なのかをお伝えしていきます。

目次

  1. これから3年間での完済が難しいと感じたタイミング
  2. 借金額が年収の1/3を超えたタイミング
  3. 返済のために他から借金をしたタイミング
  4. 毎月の返済に苦しさを感じたタイミング
  5. まとめ
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これから3年間での完済が難しいと感じたタイミング

まず、ひとつの基準となるのが3年間で完済することが難しいと感じたタイミングです。(※住宅ローンは除く)

なぜなら、借金には利息がつきものですが、3年以上となると合計で結構な膨大な利息となってしまいます。

たとえば、300万円の借金があったとしましょう。

これを金利15%で借りて、3年間で返済すると返済総額は約370円。

つまり、70万円もの利息がつくことになります。

これが5年間になると返済総額は約440万円。

利息は140万円近くにも跳ね上がってしまうことになるわけです。

返済期間が長引けば長引くほど利息は増えていきます。

そこで、借金を返しきる(完済する)リミットは約3年間くらいを推奨しており、それが難しいようであれば債務整理することをオススメしています。

借金額が年収の1/3を超えたタイミング

もうひとつの基準が年収の 1/ 3 以上に借金が膨れ上がってしまったタイミングです。

一般的に、余裕を持って返済することのできる額は年収の1/3までといわれており、総量規制という制度でそれ以上の額を消費者金融などから借り入れることはできないようになっています。

借金額が年収の1/3を超えると返済が困難になる基準だと、国が示しているのです。

それであれば、年収の1/3以上に借金が膨れ上がってしまうことなんてないのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、銀行は総量規制の対象にならないため、それ以上の借り入れが可能なのです。

また、転職や失業などによって、年収が下がったことで借金の額が年収の1/3を超えてしまうというケースも少なくありません。

こうなってしまうと、生活に余裕を持った返済は難しく、分割回数を増やしたとしても、利息が膨らんでいくだけで、元本がほとんど減らないというケースも珍しくありません。

なので、そこで無理をして返済を続けるのではなく、債務整理を視野に入れてみましょう。

返済のために他から借金をしたタイミング

借金の返済に困って、さらに借金をして返済する状態になったら、すぐにでも債務整理の手続きを取るべきです。いわゆる多重債務という状態ですね。

近い将来にまとまったお金が入ってくる場合や、収入が大幅にアップすることが確定している、といったケースでもないかぎり、借金を借金で返済するようになると雪だるま式に借金は膨らむことになります。

また、この場合、時間が経てばそれだけ借金は増えてしまうことになりますので、できるだけ早い段階で債務整理を行うことが大切です。

借金を借金して返済すれば、一時的には問題を解決することができたような気になるかもしれません。

しかし、借金をしている以上は、また次の返済が必ずやってくるのです。この悪循環を断ち切らなければ、無限ループにハマってしまいます。

もちろん、おまとめローンなどであれば話は別ですが、この場合も一時的に返済が楽になったとしても、借金の額が減るわけではありません。また、毎月の支払いを減らすために、返済期間を延ばしてしまえば、それだけ利息は大きくなってしまうことになります。

金利と毎月の返済金額によっては、おまとめローンであっても、ほとんど元本が減らず、いつまで経っても借金の返済が終わらない、といったケースもあります。

なので、今月の返済ができない状態になってしまった時点で、すぐに債務整理の手続きに入るべきなのです。

おまとめローンと債務整理はどっちが賢い選択?

毎月の返済に苦しさを感じたタイミング

一見、収入は十分で返済可能なように思えても、出費の状況などは人によって異なっています。

そのため、これまでご紹介したタイミングになっていなくても、毎月の返済に苦しさを感じたら、債務整理を視野に入れるべきだといえるでしょう。

借金問題は、非常に大きなストレスの原因となってしまうものです。まだなんとか返済することができていても、将来のことなどを考えてしまうと不安になってしまうという方も多いでしょう。

そんな不安やストレス抱えたまま生活を送るのは避けるべきです。

もちろん、債務整理によるデメリットも少なくありません。債務整理によって ブラックリスト に入れば5~10年間は新たに借金をすることはできませんし、クレジットカードを作ることもできません。

また、自己破産を行った場合、持ち家やマイカーなどを含む財産を失ってしまうことになります。

しかし、借金問題によって抱えるストレスや不安から解放されるためだと考えるとどうでしょう?

借金を抱えたままでは、前向きな気持ちになることもできません。大きなチャレンジもできないでしょう。

そこで、債務整理によって借金を解決することができれば、生活をしっかりと立て直した上で前向きになることができるはずです。

まとめ

債務整理を行うべきタイミングで迷っているという方はかなり多いようです。

もちろん、どんなタイミングであっても債務整理を行うことは可能です。

しかし、それが遅れてしまうと選ぶことのできる選択肢が減ってしまいデメリットが大きくなる可能性が高くなります。

ここでご紹介したタイミングを参考にして、債務整理を検討してみましょう。

どうすればいいのかわからない、という方は一度司法書士といった専門家に相談することによって、適切なタイミングや、債務整理の方法を選ぶことができるはずです。

債務整理について詳しくはこちら

監修者:みどり法務事務所 札幌駅前事務所
代表司法書士
鈴木 健太
札幌司法書士会所属
会員番号 第823号|認定番号 第843020号

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