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札幌の債務整理費用の相場について

更新日:2024/06/20

札幌の事務所の中には、債務整理費用を相場の倍以上に設定している事務所が存在していることも事実です。

債務整理費用が相場以上に高いとなると、借金解決の足枷となる可能性も出てきますので、相場を大きく外れた費用は避けたいものです。

債務整理の依頼の決め手には、司法書士の力量やスタッフの対応も含まれてきますが、費用を考慮しないわけにはいきません。

そこで、札幌の債務整理費用の相場についてご説明したしますので、参考にしてみてください。

目次

  1. 債務整理費用の種類について
  2. 各債務整理ごとの費用相場
  3. 費用だけに囚われないように注意
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債務整理費用の種類について

債務整理を司法書士に相談してから手続きが完了するまで、いろんな項目の費用が存在しますので、まず整理しておきましょう。

費用には、大きく分けると、相談料、着手金、報酬金、裁判費用実費(収入印紙代・通信費・コピー代・郵送代など)があります。

裁判費用と実費は一律なので、費用相場として確かめるべき項目は、相談料・着手金・報酬金の3項目です。

まず、債務整理を検討する方たちはお金に困っているわけなので、無料で相談を受け付けている事務所が殆どです。なので、 相談料の相場は無料 ということを頭に入れておきましょう。

次に、着手金と報酬金ですが、これら2つの費用が事務所ごとで異なってきます。

着手金とは、債務整理が成功するしないに関わらず司法書士が債務整理手続きを開始するために発生する費用であり、報酬金とは債務整理が手続きが完了(成功)した際の費用です。

着手金と報酬金に分けている事務所がありますが、債務整理では、多くのケースで債務整理が成功するかどうか司法書士は事前に判断できますので、着手金といった名目はとらずに、司法書士費用といったように一まとめにしている事務所もあります。

つまり、着手金と報酬金の合計(司法書士費用)で債務整理費用の相場感を判断することとなります。

よく着手金の費用だけを見て安いと判断している方をお見受けしますが、報酬金を合わせた費用が司法書士費用という事に注意しましょう。

各債務整理ごとの費用相場

債務整理には、 任意整理個人再生自己破産 の3種類があり、それぞれで司法書士費用が異なります。

任意整理費用の相場

任意整理は、裁判所を介さずに司法書士が債権者と直接交渉をすることで、返済計画を調整していく方法です。

任意整理費用は『1つの債権者と交渉するといくら』といった設定になっていることが一般的です。

例えば、1つの債権者と交渉する費用が3万円だとすると、3つの債権者ある場合は9万円(3万円×3)ということになります。

札幌で任意整理の司法書士費用の相場は、1つの債権者あたり3~5万円となっています。3万円だと安く、5万円だと少し高めかなという認識で問題ないでしょう。

5万円を超える費用は、司法書士会が敷いている指針を超えてしまっているため、依頼することは控えた方がよいでしょう。

一社あたりの費用 費用感
3万円 安い
4万円 平均的
5万円 高め
6万円 論外

個人再生費用の相場

個人再生は、裁判所を利用することで借金の大幅な減額(約80%減)が期待できる方法です。

個人再生には、住宅資金特別条項を用いるかどうかで費用が分かれることが一般的であり、住宅資金特別条項を用いる方が司法書士費用が高くなります。

住宅資金特別条項が無い場合の札幌の司法書士費用相場は25~35万円 となっており、30万円に設定されている司法書士事務所が多いです。

住宅資金特別条項を用いる場合の札幌の司法書士費用相場は、35~45万円 となっており、40万円に設定されている司法書士事務所が多いです。

また、個人再生では、個人再生委員という個人再生手続きを管理する指導する人が付くことが一般的ですが、札幌では、司法書士申し立てに限り、個人再生委員は付きませんので、個人再生委員費用は必要ありません。

住宅資金特別条項なし

司法書士費用 費用感
25万円 安い
30万円 平均的
35万円 高め

住宅資金特別条項あり

司法書士費用 費用感
35万円 安い
40万円 平均的
45万円 高め

自己破産費用の相場

自己破産は、裁判所を利用することで借金をゼロ(免責)にしてもらう方法です。

自己破産には、同時廃止事件と管財事件の2種類あり、管財事件の方が司法書士費用が高くなります。

同時廃止事件の札幌の司法書士費用相場は20~30万円程度、管財事件は30~40万円程度です。

また、自己破産も個人再生同様に裁判所を利用するため裁判所費用(予納金)がかかるのですが、同時廃止事件で1~2万円程度、管財事件で20万円程度です。

つまり、自己破産を管財事件で進める場合に司法書士費用が30万円だとすると、司法書士費用+裁判所費用=50万円が必要となるわけです。

同時廃止事件

司法書士費用 費用感
20万円 安い
25万円 平均的
30万円 高め

管財事件

司法書士費用 費用感
30万円 安い
35万円 平均的
40万円 高め

当事務所の債務整理費用案内はこちら

費用だけに囚われないように注意

債務整理を依頼する上で、費用はとても大切な要素です。少しでも安い事務所に依頼したいという気持ちは誰にでもあるかと思いますが、費用の安さだけで依頼事務所を決めてしまうようなことがあってはいけません。

まず、債務整理には3種類あるわけですが、どの方法が最もあなたに合っているのか的確に判断してくれる司法書士である必要があります。

実際に、「うちの事務所は自己破産しかしません」と決めてしまっており、どんな方でも自己破産に促す事務所も存在します。理由としては、扱う業務が少ないほど事務所効率が良いからですね。

しかし、これではご相談者様のベストな借金解決方法で進められているとは言えません。

こういったことから、 真剣にご相談者様のことを第一に考え実行してくれる司法書士を選ぶことが大切 だということを肝に銘じておきましょう。

また、依頼者様にとって手続きの進み具合など不安になる部分をしっかりと過不足の無い連絡をしてくれるかどうかも大切です。

上記で札幌の債務整理費用の相場をお伝えしてきましたが、相場の範囲内に収まっているのであれば、より費用の安い司法書士事務所を探すのではなく、サービスの面で依頼するかどうかを決めることをおすすめします。

監修者:みどり法務事務所 札幌駅前事務所
代表司法書士
鈴木 健太
札幌司法書士会所属
会員番号 第823号|認定番号 第843020号

借金のお悩みはなかなか一人では解決できるものではありません。そのために私たちがいます。皆様のお話をお伺いし、できる限りのお手伝いをいたします。

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