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札幌債務整理相談室HOME > 債務整理とは > リボ払いの仕組みについて
更新日:2025/05/19
便利なクレジットカードのリボ払いで、計画性なく買い物を繰り返した挙句、いつの間にか多額の借金を抱えてしまった...という人が急増しています。
無計画にリボ払いを使い続けると、気づいたときには利息分しか返済できずに、いつまでたっても返済が終わらない悲惨なケースも珍しくありません。
本記事では、リボ払いが終わらない原因とは?どんな解決策がある?ということについて、詳しく解説いたします。
目次
リボ払いが終わらない理由や脱出方法を知るにあたって、まずは支払い方法について理解を深めておきましょう。
あなたがどの方式でリボ払いを利用しているかによって、今後のプランにも影響するからです。また、ご自身の置かれている状況も理解しやすくなります。
リボ払いの支払い方式は、以下のように3つあります。
【残高スライド方式】
リボ払いの借金総額によってランク付けされ、毎月の支払い金額が増減するというタイプ
【元利定額方式】
借金総額とは関係なく、毎月決まった金額の支払いをするタイプ
【元金定額方式】
借金総額に一定の割合をかけた数字の返済をするタイプ
用いられる方式はクレジットカード会社によって異なりますが、多くは「元利定額残高スライド方式(元利定額方式と残高スライド方式を組み合わせたもの)」が採用されています。
なお、どこのカード会社も、月々に支払わないといけない最低限の額「最低返済額」を設定しています。
残高スライド方式は、クレジットカードの利用残高に応じて毎月の支払額が段階的に変動する支払い方法です。
カード会社が定めた支払額が利用残高の範囲ごとに決められており、例えば以下のように設定されます。
【例】
・利用残高:10万円未満→1万円/月の返済
・利用残高:10万円以上~20万円未満→1万5,000円/月の返済
・利用残高:20万円以上~50万円未満→2万円/月の返済
支払額には元金と利息が含まれているため、支払いを続けることで残高が減少します。
メリットは、残高に応じて支払い額が変わるため無理のない返済が可能な点です。しかし一方で、利用状況によって支払い額が変わるため、毎月の支払額が不安定になりやすく、支払額の管理が難しいというデメリットもあります。
元利定額方式は、毎月の支払額が一定となる返済方法で、支払いは元金と利息の合計金額で構成されます。
利用残高に応じて発生する利息が計算されるため、以下のように支払額の中で利息の割合は減少し、元金の返済分が増えていきます。
【リボ払い残高が30万円、毎月の返済額が1万円の場合(金利15%、元利定額方式)】
・1ヶ月目:返済額10,000円(元金6,250円+利息3,750円)
・2ヶ月目:返済額10,000円(元金6,329円+利息3,671円)
・3ヶ月目:返済額10,000円(元金6,408円+利息3,592円)
・4ヶ月目:返済額10,000円(元金6,488円+利息3,512円)
メリットは、支払額が固定されているため計画的に返済しやすい点にあります。一方、デメリットとしては、利息の発生が長期間続きやすく、支払総額が大きくなるリスクがあることや、元金がなかなか減りにくい点に注意が必要です。
支払い開始時は利息が多く含まれ、残高が減ることで利息負担も減少していきますが、元金返済の進みにくさを理解して利用することが重要です。
元金定額方式は、毎月の元金支払い額が一定に設定されている返済方法です。
利用残高に応じて発生する利息を加えた支払額となるため、以下のように支払額は期間の経過とともに減少します。
【リボ払い残高が30万円、毎月の元金の返済額が1万円の場合(金利15%、元金定額方式)】
・1ヶ月目:返済額13,750円(元金10,000円+利息3,750円)
・2ヶ月目:返済額13,625円(元金10,000円+利息3,625円)
・3ヶ月目:返済額13,500円(元金10,000円+利息3,500円)
・4ヶ月目:返済額13,375円(元金10,000円+利息3,375円)
メリットは元金が確実に減るため返済期間が長期化しにくい点ですが、デメリットとしては、初期の支払額が高くなりやすく、負担が大きい点です。
長期利用する方は支払額の負担と期間のバランスを考慮して設定することが重要です。
自動リボ払いは、クレジットカード利用時の支払い方法として便利に見えますが、自動でリボ払いに設定されていると、1回払いを選んでも自動的にリボ払いとなり、支払う総額が増える可能性が高くなる点に注意しましょう。
なぜなら、返済するときに利息や手数料が加算されるため、借金残高が思ったより減らず、計算を誤ると長期間の負担となるリスクがあるからです。
また、ポイント還元を目的に自動リボを利用すると、支払いが軽く感じて利用額が増えやすく、借金の管理が難しくなります。
自動的に払いがリボ払いになる仕組みは、支払い計画を見えにくくし、利用残高の増加を見過ごしやすいため、慎重な設定と計算が欠かせません。うっかり見落としたまま利用しないように、事前に必ず確認しておきましょう。
クレジットカードのリボ払いの返済が終わらないので、困っているという人は少なくありません。
上述したように、多くの会社では「元利定額残高スライド方式(元利定額方式と残高スライド方式を組み合わせたもの)」を採用しているため、リボ払いではクレジットカードを定められた額まで使用したとしても、月々の支払いが一定の金額になるからです。
月々の返済が一定なので、ある意味分かりやすく楽なリボ払いですが、際限なく利用した結果、借金の総額が膨れ上がってしまうリスクがあります。
また利息の支払いでやっとというケースもあり、借金の元本がなかなか減らずに、支払いが終わらない状況になっている人も少なくありません。
借金で苦しくなる原因で最も多いのが「リボ払い地獄」なのですが、なぜそんなに苦しくなってしまうのか理解していますでしょうか。
原因別にリボ払いの仕組みやカラクリについて詳しく説明してますので、確認してみてください。
一般的にリボ払いの金利は15%〜18%程度と高く、消費者金融の借り入れと同等の水準です。
手数料は利用残高と期間、金利から計算され、残高が大きいほど支払う手数料も高額になります。分割払いと比べても、リボ払いは長期にわたり支払い続けるため、支払総額が膨らみやすいのが特徴です。
このため返済期間がかなり長くなり、完済が難しくなるケースが多く見られます。
手数料が低い商品とは異なり、リボ払いの負担は一般的な支払い手数料より高くなる点に注意が必要です。計画的な利用と返済を心がけなければ、支払いが終わらず、結果的に多額の負担を抱えるリスクがあります。
リボ払いの特徴の一つに、毎月の返済額が定額に設定されていることが挙げられます。
支払い金額が一定のため、月々の返済計画が立てやすく安心感がありますが、一方で金利と手数料が加算される仕組みのため、返済は長期間になりやすいです。
例えば設定金額が2万円の場合、利用残高や支払い状況によっては、そのうち数千円程度が手数料となり、毎月返済しているつもりでも実際はなかなか元金が減っていないということも。
利用残高が多いと手数料がかさみ、返済の多くが利息分に充てられてしまうことから、「返済しているのに終わる気がしない」という事態に陥りやすいのです。利用状況に応じて返済額の見直しや計算をすることも重要です。
リボ払いの利用では、利息や手数料がその都度積み重なるため、結果的に支払う総額が大きく膨らみやすい特徴があります。
毎月の返済金額も一定であることから、リボ払いを重ねて利用し続けると、元金に対して利息が計算されるため、まずます元金が減りにくくなるという悪循環につながります。計画的に利用できないと、ますます借金を膨らませてしまう人も少なくありません。
結果的に、毎月の支払額が一定であっても元金が減りにくく、利息が長期間加算され続けることで借入残高がなかなか減らず、返済期間が延びてしまうケースが多くあります。
支払い総額を抑えるためには、利用額の管理やできるだけ早い完済が求められるのです。
リボ払いは毎月の返済が自動で口座から引き落とされるため、利用していてもピンチに気づきにくい特徴があります。
なぜなら、毎月払い続けていると、残高が減っているかどうかの確認がおろそかになるケースが多いからです。自動的にリボ払いが適用されているカードも存在し、利用状況を正確に把握しづらい場合もあります。
結果として、利用残高が増え続けることがあり、返済不能に陥るリスクが高まる。また、ポイント獲得に目が向き、残高確認の重要性が忘れられやすいのも問題です。
このような状態を防ぐためには、毎月のカード利用明細を細かく確認し、リボ払いの残高や返済状況を常に把握することが不可欠です。
リボ払いは便利に感じても、無計画に利用すると残高が膨らみ返済が長期化します。
毎月の支払額が一定に設定されているため、使い過ぎに気づきにくく、お金の管理が難しくなります。支払いが自動でリボに切り替わっているケースもあるため、設定状況を必ず確認しましょう。
リボ払いの残高や返済計画を定期的に把握し、分割払いとの違いも理解しておくことが重要です。
リボ払いは終わらない要素がたくさん詰まっている、非常に計画的な利用が求められる仕組みだと実感いただけたでしょうか。
特に、リボ払いがなかなか終わらない原因は主に2つ。
①繰り返し利用してしまう
②利率が消費者金融と同じくらい高い
これらの要素が主となって利用者を負のループに陥れるパターンについて、ここでは深掘りして解説します。
お伝えしてきたようにリボ払いは、毎月の支払い額が一定なので、元本(利用額)が増えたとしても毎月の支払い額は変わりません。
しかし、利息は元本に応じて増えていきます。
つまり、繰り返しリボ払い購入すると利用額(元本)が増えていき、毎月の支払い額の利息分も増えることとなります。すると、元本に充てられる額が少なくなっていくのです。
当初、毎月2万円の支払いで内訳が、「元本1万8千円」「利息2千円」だったものが、利用額が増えることによって、「元本1万円」「利息1万円」といったことになっていくわけです。
元本は増えていくにもかかわらず、元本に充てられる額は少なくなっていくという悪循環を生み出してしまっているのです。
さらには、リボ払いは利率が非常に高いです。
リボ払いの利率は15~18%に設定されていることが多く、消費者金融と殆ど変わりません。一般的なクレジットカードの手数料に比べると非常に高くなっているのです。
消費者金融で借り入れたお金で、商品やサービスを購入していることと同じなわけです。
元本が増額すると利息分も増額します。
毎月の利息は、
①元本×利率÷365(日)×30(日)
...で計算できます。
上記で説明した通り、リボ払いでは利息分が加算されます。
なので借金の元本の金額に比べて、月々の支払い額が少なかった場合、「ほとんど利息分しか支払っていない」という状況になることがあります。
分かりやすくするために、元本を10万円と120万円で比べていますので、以下の表を確認してみてください。
借金元本 | 利息分(15%) | 月々の返済額 | 元本への返済分(1回目) |
---|---|---|---|
10万円 | 1,250円 | 2万円 | 18,750円 |
120万円 | 15,000円 | 2万円 | 5,000円 |
元本が10万円の場合、一回の返済で元本に充てられる額は18,750円です。
しかし、元本が120万円の場合、一回の返済で元本に充てられる額は5,000円しかありません。
毎月同じ2万円を返済しているのに、利息によって全く変わってくることが分かるでしょう。
このように、利用額を増えれば増えるほど元本は減りづらくなり、なかなかリボ地獄から抜け出せなくなっていくわけです。
リボ払いが終わらない...と悩んでいる場合、まずは現在の、利息分が増額しすぎて、返済期間が長期化している状態を改善しないといけません。
具体的には解決策は以下のとおりです。
①一括返済や繰り上げ返済をする
②毎月の支払額を高くする
③金利の低いカードローンに乗り換える
④司法書士に依頼して債務整理をする
正攻法としては、一括で返済したり、月々の設定金額を上げる、などの対策が考えられます。
ですが借金問題で悩んでいるくらいなので、そもそもお金に余裕が無く、そのような正攻法は使えない状況に陥っている人も多いでしょう。
そんな方のために、債務整理(特に任意整理(にんいせいり))という方法を1度検討してみることをオススメします。
まずはそれぞれの解決策について、チェックしておきましょう。
リボ払いの支払い残高を効率的に減らす方法として、一括返済や繰り上げ返済が挙げられます。特に、一括返済では支払い金額をまとめて払うため、残高が速やかに減少し、手数料の負担も軽減されます。
なぜなら、手数料は残高に応じて発生するため、一括で清算すれば余計な支払いが不要になるからです。
また、毎月の返済額に加えて繰上返済を行うことで、残高の一部を早く減らしていくことも可能です。繰上返済した分は全額が元金に充てられるため、以降の手数料を抑えられ、返済期間の短縮が期待できます。
リボ払いの毎月の支払額を増額すると、返済のペースが速まり、結果として返済期間の短縮につながります。これにより手数料としてかかる金額も減らせるため、総支払額の負担を軽減できます。
支払額の設定変更はカード会社の専用サイトや専用窓口から簡単に行えます。ただし、無理なく返済できる金額に増額設定を調整し、計画的な返済を続けることが重要です。
毎月の返済額が多いほど、元金の返済が早くできるため、手数料の負担も少なくなり、完済までの期間が短くなります。まずは現在の支払額を見直し、できる範囲で支払額の増額を検討しましょう。
カードローンの借り換えは、リボ払いの返済負担を軽減する方法の一つです。
金利がカードのリボ払いより低い場合、利息や手数料の総額を減らせる可能性があるからです。特に銀行系カードローンは比較的低金利で提供されているため、月々の返済を見直す手段として有効です。
しかし、借り換えは新たな借入れとなるため、審査が必要であり、信用情報や借入金額、返済状況によっては利用できないケースもあります。そもそも借金問題の根本的な解決ではない点にも注意しましょう。
カードローンの乗り換えには金利差だけでなく、審査や返済計画の見直しといった注意点があることも、まとめて理解しておくことが重要です。
司法書士に債務整理を依頼することで、借金問題の専門家が法的な手続きを代行し、返済負担の軽減を図れます。
債務整理には複数の種類があり、利用者の状況に応じて適切な方法を提案してもらえます。司法書士が債権者と交渉を行うため、利息の減額や返済期間の調整が可能となり、返済計画の見直しがスムーズに進みます。
また、借金の取り立てや督促は司法書士の介入によって一時的に停止されるため、精神的な負担を和らげることにもつながります。手続きや書類の準備も任せられるため、手間が省け負担が軽減される点も大きなメリットです。
このように、終わらないリボ払いを債務整理できるおすすめの方法が、『任意整理』です。
任意整理にはどのような利点があるのかについて、次項で紹介していきます。
任意整理とは、債務整理の1種です。
債務整理には以下のように3種類ありますが、任意整理はその中で最も手軽に行える人気の方法です。
・任意整理
・個人再生
・自己破産
手軽な理由は、個人再生や自己破産が裁判所を利用することに対し、任意整理は司法書士がカード会社と交渉することで返済していきやすい状態を作り出してくれるため、全く手間がかからないことです。
任意整理の効果は3つ。
①利息を0にする
②返済期間を再設定できる
③カード会社からの督促をストップできる
得られる効果について、詳しく解説しますのでチェックしてみてください。
任意整理では、一般的に利息を0にすることが可能です。
この利息とは、これからの利息(将来利息)のことを指し、今後利息がかからなくなるということです。
元本が100万円ある場合は、100万円だけを返済すればよくなるというわけです。
リボ払いが苦しくなる原因は「利息」ということをお伝えしてきたかと思いますが、この利息がゼロにできるということがどれだけ大きく影響してくるかは理解していただけるのではないでしょうか。
任意整理では、返済期間を約5年(60回)に設定できるケースが多いです。
任意整理は、司法書士とクレジットカード会社の交渉なので確実に5年返済にできるわけではありませんが、多くのクレジットカード会社は5年を受け付けてくれます。
リボ払いにおける返済額は、大体3年程度で設定されていることが多いです。
しかし、任意整理によって5年分割に変更できますので、毎月の返済額をガクッと下げられる可能性があります。
現状、毎月の返済額が高額すぎて生活を圧迫している方にとって、余裕を持った生活に変えられるきっかけとなるでしょう。
任意整理を司法書士に依頼すると、カード会社に「受任通知」というものを送ります。
受任通知とは、あなたが任意整理する意思をもって司法書士に依頼したことを、カード会社に示すことです。
受任通知を受け取ったカード会社はあなたへの取立てや督促ができなくなります。
リボ払い地獄に陥ってしまっている人で滞納している人は少なくありません。
クレジットカード会社は滞納を確認すると頻繁に督促の電話をかけてくるようになり、それがきっかけで家族や職場に滞納していることがバレてしまうケースは珍しくありません。
そういった意味でも、督促の電話をSTOPできることは大きなメリットと言えるでしょう。
任意整理は返済負担の軽減が期待できる一方で、以下のようにデメリットも存在します。
①ブラックリストに載る
②交渉に応じてもらえないケースもある
③安定した収入が求められる
これらの点を理解した上で、検討するようにしましょう。
任意整理を行うと、信用情報機関に登録されるためブラックリストに載ることになります。これにより、一定期間はクレジットカードの新規発行やローンの申請が難しくなります。
金融機関は信用情報を確認して信頼性を判断するため、借金整理の履歴があると審査の際に不利になるのです。
ブラックリスト状態は約5年〜7年続くため、その間は金融サービスの利用に制限がかかることが一般的です。しかし、見方を変えると、それは信用を回復するための期間ともなります。
返済計画を立て直し、生活の立て直しを図るための時間として活用することが重要です。ブラックリスト掲載は長期的な見通しを立てる際に考慮すべきポイントとなります。
ブラックリストについて詳しくはこちら
任意整理の交渉が必ず成功するとは限らず、カード会社や債権者が交渉に応じない場合もあります。特に、長期間返済が滞っている、信用情報に問題がある、または返済能力がないと判断されると、交渉が難しくなることがあります。
また、債権者によっては法的手続きによる処理を優先するケースもあり、その場合は任意整理が受け入れられにくいことがあります。さらに、交渉が成立しても条件が利用者側にとって厳しい内容になることもあるため、慎重な対応が求められます。
このため、交渉を行う際は、返済計画を明確に示し、安定した収入があることをアピールすることが重要です。状況次第では他の債務整理手段を検討する必要が出てきます。
債務整理を検討する際には、安定した収入が大きなポイントとなります。
返済計画を立て、手続きを進めるには、継続的に一定の収入があることが重要だからです。これにより、債権者との交渉もスムーズに進みやすくなり、返済条件の見直しや利息の免除などの調整が受け入れられやすくなります。
また、安定収入があることで返済能力が証明され、解決策を実行しやすくなります。逆に収入が不安定な場合は、計画的な返済が難しくなり、債務整理の交渉が困難になることがあります。
そのため、まずは収入の安定を図り、返済への責任を明確に示すことが、着実な借金問題の解決につながります。
リボ払いの返済がなかなか終わらない問題は、多くの利用者が直面している深刻な課題です。
リボ払いが終わらない主な理由は、以下のとおりです。
①手数料が高い
②毎月の返済額が固定されている
③支払い総額が増えやすい
④ピンチに気づきづらい
⑤無計画にリボ払いを利用してしまう
最も大きな要因は、高い金利設定とそれに伴う利息の蓄積にあります。一般的なリボ払いの金利は約15%〜18%と高く、利息だけで毎月の支払いの大半を占める場合が多く、結果として元本の減少が非常に遅くなります。
また、月々の返済額が一定に設定されていることも返済完了を遠ざける理由です。一定額の返済は生活の支出管理には有効ですが、支払いのうち利息分の割合が高いと元本がなかなか減らず、負のスパイラルに陥りやすくなります。
さらに、繰り返しリボ払いを利用することで借入残高が増え、それに比例して利息も増加し、返済計画が破綻するリスクも存在します。この悪循環を避けるためには、利用残高の確認と計画的な利用が欠かせません。
リボ払いを終わらせる方法は、具体的には以下のとおりです。
①一括返済や繰り上げ返済をする
②毎月の支払額を高くする
③金利の低いカードローンに乗り換える
④司法書士に依頼して債務整理をする
このように、できる限り一括返済や繰上げ返済を行い、返済負担を軽減することが効果的です。さらに、毎月の返済額を上げることで元本の早期減少を促し、利息負担を抑えられます。また、より低金利のカードローンへの借り換えも検討すべき選択肢の一つです。
それでも返済に困難を感じる場合は、司法書士や弁護士による債務整理を利用することが有効です。特に任意整理では利息のカットや返済期間の見直しができるため、リボ払いの負担から大きく解放される可能性があります。
最も重要なのは、自身の返済状況を正しく把握し、早めに専門家に相談することです。そうすることで、適切な対策を講じ、経済的な再建への道筋を確実にすることができます。
リボ払いが終わらない状況から抜け出し、安定した生活を取り戻すために、計画的なアクションが不可欠です。
監修者:みどり法務事務所 札幌駅前事務所
代表司法書士鈴木 健太
札幌司法書士会所属
会員番号 第823号|認定番号 第843020号
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